家電のコンピュータ化とか
毎回読んでるPC Watchの後藤氏の連載が、ここ数回にわたってSCEIの久夛良木氏へのインタビュー記事だったんですが。
4回目の今回の議題が、家電のコンピュータ化のお話。
なんで久夛良木氏へのインタビューで家電の話ってのかってーと、PS3のCPUになるCellが当初から家電への搭載も詠っていたからで、その中心人物となる人間が氏だったからですな。
記事をざっとまとめると、家電作る側も使う側も、まだコンピュータ化しようって意識が薄いからCellのスペックには需要が・・・って話なんだけど。
そもそも、「家電のコンピュータ化」というのが何を目指してるのかが、イマイチ曖昧ではっきりしないんだけど、まぁ、「コンピュータ」の本来の意味である計算装置にしたいってワケじゃないとは思う。
好意に解釈して、「家電のコンピュータ化」=「パソコン並みの演算性能やカスタマイズ性を家電が搭載」って解釈して、じゃぁ、一体ソレが何で必要なのか考えてみる。
テレビやビデオ(まぁ、HDDレコーダとかだけど、面倒なんで全部ひっくるめてビデオでw)をある程度そういう方向性ってのは理解できなくも無い。
ソフトの入れ替えが出来れば、新しいファイルフォーマットに自由に対応できるんだろーし、ユーザーインターフェースだって今よりマシになるかも知れない(駄目になるかも知れないけどw)。
でも、結局ソコまでじゃね?。
膨大な処理性能が必要なのは、結局扱う処理が膨大な場合だけ。
で、一般家庭でそんな膨大な処理が必要な用途っていったら、映像関係の装置しか現状無いし、将来的にも必要になるとも思えない。
音楽に関してはいえば、既に家電搭載レベルで十二分の処理能力って話もある。
マイクで音を拾って音響解析して、ベストなサラウンドのバランスを計算・・・って機能を実装してるAVアンプも既にあるし。
テレビが最終的に映像の見た目で判断されるのと同様、或いはそれ以上に、音楽に関してはユーザーの好みでしか判断されないし、こだわらない人間はまったくこだわらない。
他のもっと未来的な要素も考えてみる。
たとえばどっかでみた青写真のように、エアコンが部屋の温度分布やら計測して、シュミレーションを行ってベストな室内環境を・・・ってのも、シュミレーションに必要なデータの入力だけ考えても無理臭い。
洗濯機も同様に、洗濯槽にブチこまれた衣類を的確に洗濯するって機能が実装されたとして、衣類の縫い合わせやら汚れも含めたデータを、一体誰が入力しよーと言うのか。
よーするに、結局何をどー考えても、今CellをPS3以外に・・・って言われても、殆ど何処にも行き場が無いんじゃなかろーかと。
今の家電とはまったく違う、新しい何か・・・なら可能性は無くは無いと思うけど、その「何か」は未だ出てきてないし。
(ちなみに、氏の言うコンテンツサーバはその新しい家電になるのかも知れないけど、結局はビデオが置き換わっていくポジションだと思う)
結局、家電はその用途専門の「道具」であるのが望ましく、汎用的な道具である「コンピュータ」である必要はまったく無いんだと思う。
さらに、過ぎたオートメーションは「道具」を不便にもしかねない。
オーブントースターって家電。
アレ、昔は指定したワット数の電力で常に一定の火力で加熱する道具(まさにオーブンの電気版)だったけど、今のは温度センサー内蔵して、トースター内の温度を一定に保つとゆー困った道具に成り下がった。
トースター内の温度が一定ってだけじゃ、食材の中まで火が通らない、或いはめちゃくちゃ時間が掛かる。
昔のトースターなら、芋を放り込んで中まで火が通ったこんがり焼き芋が食べられたのに、今のトースターは中まで火が通せないんだよね・・・。
ウチの親は新しいトースター買ってくるたびセンサー外して使ってるらしいけどw
あと、最後に余計なツッコミ。
TVの液晶化に関しては、ソニーは完全に出遅れて設備投資も間に合わす、結局サムソンと協業することで生き延びたってていたらくだったくせに、「ソニーが液晶に舵を切らなかったら・・・」みたいな事、あんま言わん方がいいと思うw
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